切られた首を持つ神官とみられる人物の地上絵(図柄を線で強調しています) 山形大学ナスカ研究所

山形大学とアメリカの研究所が発見

南アメリカ・ペルーの世界遺産でナスカ文化の時代にかかれたとされる「ナスカの地上絵」を研究する山形大学は7月28日、アメリカIBM研究所との人工知能(AI)を使った共同研究で、新たに248点の地上絵を発見したと発表しました。神に仕える神官や、首を切る儀式の場面、コンドルなどをかいたとみられる絵が160点、図形などが88点でした。

ナスカ文化

紀元前100年ごろから紀元700年ごろ、今のペルーの南海岸地帯で栄えたとされる文化。地上絵のほか、人物や動植物などがえがかれたカラフルな土器も有名です。

(朝日小学生新聞2025年7月30日付)