米の政策について話し合う会議にのぞむ石破茂首相(中央)=8月5日、首相官邸 朝日新聞社

石破首相が新たな方針

石破茂首相は8月5日、米作りについて、政府の方針を見直す考えを示しました。生産量を増やす、田んぼが使われるようにする、海外への輸出を増やす、といいます。これまで、米の値段が大きく下がらないように生産量をおさえる「事実上の減反政策」が続いてきました。

政府はこの日、米の値上がりについて、生産量が足りないことがおもな原因だと発表しました。石破首相の新たな方針は、この分析結果をふまえたものです。

減反

「反」は田んぼの面積を表す単位。2018年まで、国が米の生産量を決めていました。その後も、主食ではなくえさ用の米に補助金を出すなど、実際には生産をおさえてきたとされます。

(朝日小学生新聞2025年8月7日付)