ごみ処理施設での火災現場から見つかったリチウムイオン電池など=6月6日、福岡市役所 朝日新聞社

モバイルバッテリーなど3点

政府は8月12日、モバイルバッテリーとスマートフォン、加熱式たばこ機器について、作った会社などに回収とリサイクルを義務づける方針を決めました。この3点に入っているリチウムイオン電池が一般のごみとして出されたとき、ごみ処理施設で火事につながることがあるからです。政府は来年4月に運用を始めたい考えです。

利用者は店舗に持ち込むなど、回収への協力が必要になります。政府は、ハンディーファン(小型の扇風機)の追加も検討します。

環境省によると、全国の自治体が運営するごみ処理施設などで、リチウムイオン電池が原因とみられる出火や発煙は、1日約60件のペースで起きています。

(朝日小学生新聞2025年8月14日付)