人をかんだとされるイルカ。下あごの長さが特徴の一つです=6月中旬、福井県南部 朝日新聞社

福井県が発表 50人以上けが

2022~24年に福井県と石川県の海で泳いでいた50人以上が、1頭のミナミハンドウイルカにかまれてけがをする事故がありました。福井県は8月13日、このイルカが死んだことがわかったと発表しました。

発表によると、漁業者から「福井県の南部でイルカの死がいが海にういている」と連絡がありました。県の人が確認し、体の特徴から問題のイルカと判断しました。

このイルカは人になれて、イルカ同士がコミュニケーションでみせる「あまがみ」を人にするようになりました。福井県はかみつき事故を防ぐため、イルカを一時保護し、体に発信器を取り付けました。しかし、7月1日から発信器の信号がとぎれていました。

(朝日小学生新聞2025年8月15日付)