
特攻隊生き残り「茶の湯」で平和活動も
茶の湯文化の発展に力を入れた裏千家15代家元の千玄室さんが8月14日、亡くなりました。102歳でした。
1923年、京都市生まれ。第2次世界大戦中の特攻隊の生き残りとして、祖先の千利休が説いた精神をもとに活動。和を重んじる茶の湯文化を通じた国際交流や平和の大切さをうったえる活動を続けました。1997年には茶人で初めて文化勲章を受章しました。
特攻隊
日本の戦況が悪くなった第2次世界大戦の末期、航空機や魚雷などに乗ったまま、敵に体当たりして攻撃した部隊。隊員の多くは若者で、約6千人が戦死したといわれています。
(朝日小学生新聞2025年8月16日付)

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