
おつかれ? 自分に合う休み方を
勉強や習いごとなどでいそがしいと、つかれを感じることがあるでしょう。小学校高学年の約6割が、ふだんからつかれを感じているという調査結果もあります。つかれている人におすすめの休み方を紹介するイベント「ツカレからの脱出」が9月15日まで、日本科学未来館(東京都江東区)で開かれています。その一部を紹介します。(浴野朝香)
「ふれあう」「はなれる」なども方法/うまく組み合わせて
みなさんはつかれたとき、どうしていますか。たくさんねむったり、何もしないでボーッとしたりするという人もいるでしょう。
休み方はそれだけではありません。日本科学未来館の広報、米田芙優さんは「本や音楽を楽しむ、ペットとふれ合う、料理する――。こうした活動も立派な休み方です」と話します。


このイベントでは「やすめる」「たべる」「つくる」「ふれあう」「はなれる」「たのしむ」「きりかえる」の七つの休み方が紹介されています。これらをうまく組み合わせることで、自分に合った休み方を考えてもらうというねらいがあります。
たとえば「ふれあう」は、自然や動物とのふれ合い、友人や家族との会話。「はなれる」は、スマートフォンやパソコンなどのデジタル機器を意識的に使わないようにするデジタルデトックスや瞑想など。「きりかえる」は、旅行に出かけたり、部屋のそうじをしたりして気分をリセットする休み方です。
この展示を監修したのは、つかれのしくみにくわしい東京慈恵会医科大学医学部疲労医学講座特任教授の近藤一博さんです。



このままじゃダメ、と細胞から脳へ
つかれると、体の中ではどんなことが起きているのでしょうか。そのしくみを近藤さんに教えてもらいました。
元気に生活するために必要なのは、休むこと、運動すること、栄養をとること。「子どもは1日に8時間ぐらいねむる必要があります。ねむる時間が足りないと、つかれが回復しません」と話します。

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