胆沢ダムの底から姿を現した昔のダムの遺構=8月22日、岩手県奥州市 朝日新聞社

岩手・胆沢(いさわ)ダム 雨が少なくて

雨があまり降らないため、岩手県奥州市の胆沢ダムは水がとても少なくなっています。8月20日には本来ためられる量の3.5%と空に近く、過去最低になりました。

7月31日にはダムの底から、昔あった石淵ダムの遺構(昔の構築物)が姿を現しました。旧石淵ダムは1953年に完成しました。2013年、下流に胆沢ダムが完成し、ダム湖の中にしずんでいました。工事などをのぞき、遺構が見られるのは10年ぶりで、見学者が急増しています。

胆沢ダム管理支所によると8月は例年の半分ほどの降水量でした。胆沢ダムは8月20日から農業用水の供給を止め、最低限必要な量だけ流しています。

(朝日小学生新聞2025年8月27日付)