
クマに人がおそわれたり農作物が荒らされたりする被害が、全国であいついでいます。日本にすむクマはヒグマとツキノワグマの2種。どちらも大人の男性より力が強い動物ですが、ふつうは人をさけます。ところが、人との距離や環境が変わったせいで、トラブルが増えているようです。
人が傷つけられる被害 4月から7月まで48件

えさを求めて人里に/里山の環境の変化も影響?
クマが人をきずつける被害は2023年度、統計をとり始めて最も多い198件となりました。24年度は82件、今年度は7月末までに48件起きています。
命を落とす人も出ています。北海道・知床半島の羅臼岳では8月、ヒグマにおそわれた登山客の男性が亡くなっています。男性をおそったヒグマの親子3頭は駆除されました。
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