約120年前まで 東北大学などの研究

北海道釧路市の阿寒湖にすむマリモは、約120年前まではいまの10倍から100倍もいたことが、東北大学などの研究でわかりました。

20世紀前半に、阿寒湖のまわりの森林が伐採されて土砂が湖に入ったり、水力発電のために水を使う影響で水位が低くなったりしたことが減った原因といいます。

最近は、水草のマツモが増えて、マリモが成長しにくくなる問題も起きています。

マリモ

水中でくらす藻の仲間。細い糸のようなものが集まって丸い形ができています。阿寒湖のマリモは国の特別天然記念物に指定され、大切に保護されています。

(朝日小学生新聞2025年8月29日付)