メキシコのタコス メキシコ大使館提供

日本人にとっての おにぎりみたい?/包むものは何でもOK

SNSにカラフルなタコスの写真を投稿する人が増えたり、タコス屋台のドキュメンタリーシリーズ「タコスのすべて」が配信放送されて人気になったり、世界にタコスブームがきています。

タコスはメキシコの伝統ある料理です。「メキシコ人にとってタコスは、日本人のおにぎりみたいなもの」とディエゴさんは例えます。

タコスはベースになる「トルティーヤ」と、包んでいっしょに食べる中身の「具」からできています。

トルティーヤは、うすく焼いたパンのようなもので、トウモロコシの粉や小麦粉から作ります。

中身の具は「何でもいいのです」。例えばディエゴさんも好きな伝統的な味「タコス・アル・パストール」はスパイスで味付けした豚肉とパイナップルのタコス。でも家でタコスを食べるときには、前の日の残りものを包むこともあります。

「タコスは特別な準備がなくても食べられる、気軽で日常的な食事です。メキシコ人は何でもトルティーヤにのせます。卵、ハム、ソーセージ、生魚、甘いゼリーをのせる人までいます。だけど冷たいものは個人的にちょっとちがうかな……!」

メキシコ大使館シェフ

ディエゴ・ロペス・ファリアスさん

ディエゴ・ロペス・ファリアスさん 8月5日、東京都千代田区のメキシコ大使館

 メキシコ人にとって、タコスを食べることには家族で集まって過ごすこともふくまれています。そうすると、もっとおいしくなるのです。家族で作ってみて。すてきな思い出にしてくださいね!

世界にキテる! タコスブーム お気に入りの専門店が「大事」

首都メキシコ市にあるタコスの立ち食い店「タケリア・エル・カリファ・デ・レオン」。2024年、世界のおいしい店を紹介する本『ミシュランガイド』で一つ星をとりました=2024年5月 ロイター/アフロ

メキシコにはタコス専門のレストランや屋台があり、「タケリア」と呼ばれます。ディエゴさんは「日本のラーメン屋さんのようなものかもしれません」といいます。

この記事は有料記事です。

デジタル版をご購読いただくと、記事の続きをお読みいただけます。

今すぐ登録(キャンペーン実施中)

※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません

ログインする

購読のお申し込み

紙の新聞版

朝日小学生新聞

2,100
月額(税込み)

申し込む

お試しを申し込む

サンプル紙面

朝日中高生新聞

1,200
月額(税込み)

申し込む

お試しを申し込む

サンプル紙面

デジタル版

朝小プラス

1,900
月額(税込み)

申し込む

デジタル版の紹介

朝中高プラス

1,050
月額(税込み)

申し込む

デジタル版の紹介