『クレイジージャーニー』で大評判!
30年ほど、アリを愛し、日本や世界各地のアリを追いかけている人がいます。アリマニアの島田拓さん(43歳)です。その姿はテレビ番組『クレイジージャーニー』(TBS系)でも密着。8月4日の放送回では、世界最大で、目にするのが難しいとされる女王アリを見つけたようすが紹介されました。(佐藤美咲)

巣をほぐして発見 世界最大5.5センチ
島田さんは今年3月、『クレイジージャーニー』のロケで東アフリカのケニアへ行き、サスライアリの女王アリを見つけました。
サスライアリは、アフリカなどの熱帯地方にすみ、数千万匹もの群れを作ります。女王は、世界最大の女王アリとされ、1日数千個の卵を産むともいわれています。たくさんのアリがいる巣の奥にいるため、その姿を見るのはとても難しく、島田さんは「この目で見たい」と夢見てきた一人でした。
どうにか女王アリを見つけようと、2023年に番組のロケで、中央アフリカのカメルーンへ行きました。22時間もアリの行列をながめて探しましたが、このときは見つけられませんでした。
まるで宝探しだ
今回おとずれたケニアでは、サスライアリにくわしい現地の人や、昆虫研究者の丸山宗利さんとともに女王アリを探しました。
今回は1千万匹の働きアリに守られた巣をほぐして探すことにしました。そのようすは、まるで宝探しのよう。かみついてくるアリたちに1時間ほどたえながら、ついに5.5センチの女王アリを見つけました。「今回も無理かなと思っていたときだったので、とてもうれしかったです」
あきらめずに探し続けられたのは、「アリのことをもっと知りたい気持ちがあったから」と島田さん。なぜ、アリにひかれるようになったのでしょうか。


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