サスライアリの女王アリを見つけた島田拓さん(右)と、丸山宗利さん。『クレイジージャーニー』が日本のメディアとして初めて撮影に成功しました=ケニア 島田さん提供

巣をほぐして発見 世界最大5.5センチ

島田さんは今年3月、『クレイジージャーニー』のロケで東アフリカのケニアへ行き、サスライアリの女王アリを見つけました。

サスライアリは、アフリカなどの熱帯地方にすみ、数千万匹もの群れを作ります。女王は、世界最大の女王アリとされ、1日数千個の卵を産むともいわれています。たくさんのアリがいる巣の奥にいるため、その姿を見るのはとても難しく、島田さんは「この目で見たい」と夢見てきた一人でした。

どうにか女王アリを見つけようと、2023年に番組のロケで、中央アフリカのカメルーンへ行きました。22時間もアリの行列をながめて探しましたが、このときは見つけられませんでした。

まるで宝探しだ

今回おとずれたケニアでは、サスライアリにくわしい現地の人や、昆虫研究者の丸山宗利さんとともに女王アリを探しました。

今回は1千万匹の働きアリに守られた巣をほぐして探すことにしました。そのようすは、まるで宝探しのよう。かみついてくるアリたちに1時間ほどたえながら、ついに5.5センチの女王アリを見つけました。「今回も無理かなと思っていたときだったので、とてもうれしかったです」

あきらめずに探し続けられたのは、「アリのことをもっと知りたい気持ちがあったから」と島田さん。なぜ、アリにひかれるようになったのでしょうか。

これがサスライアリの女王だ 島田さん提供
ほりだしたサスライアリの巣をのぞく島田さん 島田さん提供

中学3年 アリの家族の形に衝撃

島田さん手作りの飼育ケース「蟻(アリ)マシーン」は、人気商品の一つ。アリがどのように生活しているかがわかるようになっています=2022年、東京都板橋区 朝日新聞社

アリマニア 島田拓さんってどんな人?

周りの人に恵まれて ずっと虫好き

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