所属するグループで何か問題が起きたことはある? グループチャットで気をつけていることは?──。子ども向けサイト「ニフティキッズ」が実施した「友だち・グループ」に関するアンケートの結果(有効回答2,103件)がまとまりました。

今、グループに属しているかどうかを尋ねたところ、約7割の小中学生が何らかのグループに「入っている」と回答。そのグループの人数は「3人」が30%と最も多く、次いで「4人」「5人以上」となりました。

グループで何か問題が起きたことが「ある」と答えた小学生は34%、中学生は27%。人数別では2人グループが7%、3人グループが29%、4人グループが23%、5人グループが17%、5人以上が24%となりました。

起きた問題としては「1人が孤立する」という回答が多く、特に奇数人のグループで生じているようです。「同じグループの人の悪口を言っていたのを目撃した」「よく愚痴る子と空気を読まない子が対立してピリピリする」といった声も寄せられました。

若者の間で注目されている性格診断「MBTI」についても尋ねました。MBTIを「知っている」と答えたのは、小学生で53%、中学生で80%。友だちのMBTIが「気になる」と回答したのは、小学生で47%、中学生では39%でした。気になる理由としては「もっと仲良くなりたい」「自分との相性を知りたい」「相手を不快にさせたくない」の3つに回答が集中しました。特に自分との相性を気にする人が多いようです。

自分が所属しているクラスや部活などにグループチャットがあるかどうかも聞きました。「ある」と答えたのは、小学生で28%、中学生で69%。小学生と中学生の差が大きい理由として、小学生では自由に使用できるスマホやタブレットなどを持っている人が少ないことが考えられます。また、グループチャットで問題が起きたことが「ある」と答えたのは、小学生で41%、中学生で33%となり、その問題としては「会話について(悪口など)」が最も多い結果となりました。

グループチャットは文章でやり取りするため、「送信する前によく考える」「悪口は絶対に言わない」など、言葉遣いに気をつけている人が多いようです。このほか、「既読スルーだけはしないようにする」「絵文字を使って楽しく伝える」「個人情報には気をつける」など、さまざまな工夫をしている様子もうかがえました。

〈調査の概要〉
調査対象:小中学生を中心とする「ニフティキッズ」利用者
調査時期:2024年4月23日~5月27日
調査方法:インターネット調査