子どもにとっては楽しみの多い夏休み。ただ、ゆううつと感じる親も多いようです。8割の親は家事負担が増え、子どもの昼食作りが一番大変と考えていることが、ベビーシッターや家事代行仲介のキッズライン(東京都港区)の調査でわかりました。

調査は2024年7月12〜16日、17歳以下で夏休みを迎える子どもを持つ140人を対象にインターネット上で行われました。

子どもの夏休みについて、親の64.3%がゆううつと答えました。その理由については、「子ども3人の習い事などの送迎の手配に頭を使ううえ、多額の費用がかかる」「宿題のチェックや家事の負担も増加する」「共働きのせいで寂しい思いをさせてしまう」などのコメントがありました。

夏休み期間中は家事の負担が増えるかを尋ねたところ、82.9%の親が増えると回答。減るという回答はわずか1人だけでした。

増える家事のなかで特に負担だと感じるものを選んでもらうと、もっとも多かったのは「子どものお昼ごはんづくり」でした。「食事回数に伴い増えた食器の洗い物」「学童や塾、部活などのためのお弁当づくり」などが続きました。

お昼ごはんづくりで具体的に何が負担になっているのかを質問したところ、一番多かったのは「栄養バランスを考えなければいけない」と「1日に何度も作らなくてはいけない」でした。

昼ごはんづくりを乗り切るために工夫していることを尋ねたところ、最も多かったのは「スーパーの総菜や弁当を活用する」で、半数以上が利用していました。