
塾の面談には、保護者のお悩みが集まります。そっと覗いてみてみましょう。今日のご相談は「夏休み後半の声かけ」です。
「勉強のやり方」を教える塾、プラスティー代表の清水章弘です。最近の教育相談をご紹介します。子どもの力は無限大。ちょっとした「ひと工夫」でお子さんの良さを引き出してあげてください。
毎日だらだら…
【相談】
8月に入ってから、とにかくだらだらしています。スイッチを入れるような声かけはありますでしょうか。
魔法のフレーズ「だけ」と「しか」!
【回答】
「夏休みくらいゆっくりさせてあげたい」と思いつつも、だらだらし過ぎは心配になりますよね。9月以降の通学を想定して、まずチェックしていただきたいのは、生活リズムです。生活リズムを整えるために私が提唱しているのは「三点固定」。
三点とは、起きる時間と、寝る時間と、勉強を始める時間です。小学生から高校生まで共通して、この三点を固定すると、生活リズムが安定し、落ち着いた日々を過ごしやすくなります。
では、夏休みはどうしたらいいのでしょうか。私の指導経験上、お盆休みあたりが、もっともリズムが崩れているように感じます。中には、お昼近くになってようやく起きる子もいます。
おすすめは、お盆明けからは、起床時間を固定すること。起床時間を固定できれば、就寝時間は自然と固まってきます。だから、まずは起床から。9月からの起床時間を基準にして、1時間以内を目指すところから始めましょう。学期期間中に7時に起きているならば、8時までに起きましょう。
乱れが大きい人は、2時間以内から、少しずつズレを小さくしていきましょう。学校が始まる数日前からは、30分以内のズレにしましょう。生活リズムの乱れが大きいと「学校に行きたくない」という気持ちにつながりやすいので、十分なケアが必要です。
この記事は有料記事です。
デジタル版をご購読いただくと、記事の続きをお読みいただけます。

「朝小プラス」は朝日小学生新聞のデジタル版です。時事問題に出そうなニュースから勉強アドバイスまで、中学受験に役立つタイムリーな記事が盛りだくさん!