
Q.美術館に連れて行っても反応がイマイチです
A.夏休み中は、博物館、美術館はじめ、様々な場所で小学生向きの趣向を凝らした企画が数多く開催されます。親はつい、「こういった場所に連れて行けば、新しい世界への扉が開いて、色々刺激を受けるのでは…」と思いたくなりますが、実際は「人が多くて何も見えない」「疲れた、早く帰ろうよ」とガックリくるような発言は珍しくありません。いざ施設を後にして「何が印象に残った?」と聞いても「別に」「何も面白くなかった」と、さらにガッカリ発言も…
実はこれ、学校選びともよく似ています。何の知識も目的もなくフラリといっても、情報が多過ぎて何をどう見ればよいのか、楽しめば良いのかわからない。だからといって、事前に「明日はデ・キリコ展に行くから、デ・キリコについて下調べしようか」と誘っても「面倒くさい」と逃げられるのがオチ。つまり、王道的に正面から誘っても小学生はなかなか乗ってきません。まして「来たからには全ての作品をちゃんと見ないと」なんて考えは、余計足を遠のかせるだけ。
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