
塾の面談には、保護者のお悩みが集まります。そっと覗いてみてみましょう。今日のご相談は「テストで自信が出ない」です。
「勉強のやり方」を教える塾、プラスティー代表の清水章弘です。最近の教育相談をご紹介します。子どもの力は無限大。ちょっとした「ひと工夫」でお子さんの良さを引き出してあげてください。
テスト恐怖症?
【相談】
うちの子はテストになると、急に自信がなくなります。勉強が足りていないようにも思いつつ、勉強量を増やしても自信が出なさそうで心配です。
文字通り「姿勢」を変えてみよう!
【回答】
僕こそ、心が弱い子だったかもしれません。小6の夏、通っていた大手進学塾のクラス分け試験で怖くなって、算数の試験中に教室から逃げ出したことがあります。また、先日、引っ越しで家を整理していた時、子どもの頃に書いた手紙が出てきました。宛先は、自分。「くじけそうになった時に読んでくれ」と書いてありました。
逃げ出すような弱々しい自分と向き合い、なんとか乗り越えようとしていた姿は、恥ずかしくも、なんだか応援したくもなりました。だから、よくわかるのです。緊張する子達の気持ちが。中学受験でも、高校受験、大学受験でも。大人になった今は、緊張することがグッと減りました。なぜか。理由は2つあります。
1つ目は、自分にあきらめたから。準備してきた自分より、ずっと良く見せようと思うと、緊張することがわかりました。だから、準備の時間を大切にした後は、「等身大の自分でいこう」「なるようになるさ」と思うようになってから、緊張しにくくなりました。理由の2つ目は、場数(ばかず)です。慣れない経験は、いつでも人を緊張させます。だって、これからどんなことが起こるのか分からないから。おかげさまで僕は人前で話すことには慣れていますが、結婚式のスピーチではガッチガチです(笑)
この記事は有料記事です。
デジタル版をご購読いただくと、記事の続きをお読みいただけます。

「朝小プラス」は朝日小学生新聞のデジタル版です。時事問題に出そうなニュースから勉強アドバイスまで、中学受験に役立つタイムリーな記事が盛りだくさん!