ワールドシリーズ第5戦に勝って「世界一」を決め、喜びの輪の中で笑顔を見せるドジャースの大谷翔平選手(右から2人目)=現地時間10月30日、米ニューヨーク 日刊スポーツ

ヤンキースに4勝1敗

アメリカ(米国)の大リーグで今年の「世界一」を決めるワールドシリーズ(WS)。日本時間10月31日、ロサンゼルス・ドジャースがニューヨーク・ヤンキースを相手に球団史上8度目の優勝を決めました。ドジャースの大谷翔平選手と山本由伸投手は、入団1年目でチャンピオンリングを手にします。

大谷選手と山本投手

入団1年目でチャンピオンリングをゲット

31日の第5戦で、シリーズ制覇に王手をかけるドジャースが、1勝3敗で崖っぷちのヤンキースとニューヨークで対戦。ドジャースが八回に逆転し、7-6で制しました。

大谷選手と山本投手は、プロ野球でそれぞれ経験した「日本一」に続く、2度目の頂点に。山本投手は本拠地での第2戦に先発し、ホームラン1本におさえる好投を見せました。その試合で左肩亜脱臼のけがをした大谷選手は、時にいたみで顔をしかめながらも試合に出続けました。

ドジャースは1番バッターの大谷選手に続く2番のベッツ選手、3番のフリーマン選手が大当たり。一方のヤンキースは、アメリカン・リーグ2冠王のジャッジ選手が第5戦でホームランを放つも、一歩およびませんでした。

WSを制すると、選手にダイヤモンドがついたチャンピオンリングがおくられます。WSに出場してこのリングを手にした日本の選手は、大谷選手と山本投手をふくめて計9人となりました。

第5戦の試合前、ヤンキースタジアムに入場するドジャースファン=現地時間10月30日午後7時過ぎ、米ニューヨーク ©朝日新聞社

名門対決でチケット高かった

大リーグを代表する名門対決となったWS。日本での中継は、先週土曜日の第1戦は1440万人、日曜日の第2戦は1590万人が視聴したといいます。現地での観戦チケットも、すでに持っている人が売る再販価格で、20万円以上にまで値上がりしました。

(朝日小学生新聞2024年11月1日付)