塾の面談には、保護者のお悩みが集まります。そっと覗いてみてみましょう。今日のご相談は「受験生にベストな睡眠時間は?」です。

「勉強のやり方」を教える塾、プラスティー代表の清水章弘です。最近の教育相談をご紹介します。子どもの力は無限大。ちょっとした「ひと工夫」でお子さんの良さを引き出してあげてください。

寒くなって疲れ気味…

【相談】
 受験生の娘がいます。先週から突然寒くなったので、体調管理が心配です。何時間寝かせればよいのでしょうか。

睡眠時間だけは削らないで!

【回答】
 この時期、とにかく焦りますよね。でも、睡眠時間だけは削らないでください。必要な睡眠時間は後述するとして、「時間がない!」と思ったら、まず3つのことをやりましょう。

1つ目は、「コントロールできる時間」と「コントロールできない時間」に分けること。「コントロールできない時間」は、学校や塾に行っている時間など。逆立ちしても、その時間を増やしたり減らしたりすることはできません。一方で、ご飯やお風呂は、短くできます。もちろんゲームなどの遊び時間も。無駄を考える時は、「コントロールできる時間/できない時間」に分けるのが第一歩なのです。分けることで整理がしやすくなり、心が落ち着き、冷静に思考を進めることができます。

2つ目は、スキマ時間の使い方を見直すこと。「コントロールできる/できない」で時間を分けて考えているうちに、「この時間って、もう少し有効活用できるんじゃないの?」と気づく瞬間があります。

たとえば、塾への移動時間や、お風呂あがりにドライヤーで髪を乾かしている時間など。それぞれのスキマ時間に「これをやろう」と教材をあてはめていきましょう。もちろん無理は禁物ですが、この癖をつけておくと、入試本番まで時間を上手く使えるようになります。

3つ目は、やることを絞ること。どんなに無駄を探しても、受験勉強は時間が足りません。「やることがない」と入試前に時間が余る子は、僕の体感では1%くらいです。基本的にはゲームで言えば「無理ゲー」ですし、将棋で言えば「詰んでいる」感覚です。それでもあきらめずに本番まで駆け抜ける必要があります。全部やろうとしても終わらないので、やることを絞りましょう。

この記事は有料記事です。

デジタル版をご購読いただくと、記事の続きをお読みいただけます。

今すぐ登録(キャンペーン実施中)

※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません

ログインする

購読のお申し込み

紙の新聞版

朝日小学生新聞

2,100
月額(税込み)

申し込む

お試しを申し込む

サンプル紙面

朝日中高生新聞

1,200
月額(税込み)

申し込む

お試しを申し込む

サンプル紙面

デジタル版

朝小プラス

1,900
月額(税込み)

申し込む

デジタル版の紹介

朝中高プラス

1,050
月額(税込み)

申し込む

デジタル版の紹介