元日に能登半島地震 台風や豪雨の災害

最大震度7 「大津波警報」も

1月1日午後4時10分ごろに石川県能登地方を震源とする強い地震が起きました。輪島市や志賀町で最大震度7を観測。七尾市、珠洲市、穴水町、能登町で震度6強を観測したほか、富山県や福井県など周りの県でも強いゆれが起きました。石川県内でこの地震で亡くなった人は、11月5日午後2時現在で422人。このうち195人が地震によるけがの悪化や、避難生活の負担などによって亡くなった災害関連死です。

気象庁は一時、予想される津波の高さが3メートルをこえる場合に発表する「大津波警報」を能登地方に出しました。実際に輪島市や能登町などで津波を観測。気象庁によると、新潟県上越市では5.9メートルの津波があったといいます。

8月8日には宮崎県沖の日向灘を震源とする地震が起き、宮崎県日南市で最大震度6弱を観測しました。この地震で、気象庁は初めて「南海トラフ地震臨時情報(巨大地震注意)」を発表。地震が起きる可能性がふだんより高まっているとして、巨大地震に注意するよう呼びかけました。

南海トラフ地震は今後30年以内に、地震の規模を示すマグニチュード8~9クラスの大きな地震が70~80%の確率で起きるとされています。臨時情報は1週間後には解除されましたが、夏休みの時期に旅行をひかえる動きが各地でみられました。

川があふれ、住宅が浸水

台風や豪雨による災害もあちこちで発生しました。7月下旬、梅雨前線と低気圧の影響で、北日本を中心に大雨となり、山形県や秋田県で堤防がこわれたり、住宅に水が入りこんだりといった被害があいつぎました。8月下旬に九州に上陸した台風10号は、西日本から東日本の太平洋側を中心に大雨をもたらしました。

警察官2人が亡くなった新田川の周り=7月26日、山形県新庄市 ©朝日新聞社

9月下旬には低気圧と前線によって、東北地方から西日本にかけての広い範囲で大雨となりました。復興が進む能登半島では、線状降水帯によってはげしい雨が降りました。広い範囲で川の水があふれたり、土砂がくずれたりしました。復興のために建てられた仮設住宅が床まで水につかった地域もあります。

©朝日新聞社

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地震や大雨などの自然災害で、被害が起こりそうな場所を予測して示したり、避難場所などを書いたりした地図のことをなんというでしょう。

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能登半島地震は活断層が原因

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