
ニュースおぼえているかな2024 経済編②
今年のニュースを振り返る5回目は、「経済編②」です。人口が減る日本の現状と、開業60周年をむかえた東海道新幹線などの話題を取り上げます。
止まらない少子化 東海道新幹線は60周年
去年の「合計特殊出生率」は過去最低
2023年に生まれた日本人の子どもは72万7277人で過去最少。1人の女の人が一生で産む子どもの数のめやす「合計特殊出生率」は1.20で、過去最低でした。厚生労働省が6月に発表しました。
1947年の合計特殊出生率は4.54でした。しかし、下がる傾向が続き、89年は1.57になりました。当時の過去最低となり、「1.57ショック」と呼ばれました。出生率を上げる対策が進められるきっかけになりました。
男女それぞれの人口が年代別にどのような構成になっているかを示す「人口ピラミッド」というグラフがあります。いまの日本は、15歳未満が少なく、65歳以上が多い少子高齢社会です。
一般に働き手とされる「生産年齢人口」(15~64歳)は減っています。高齢者1人を支える生産年齢人口は1950年の時点では12.1人でした。ところが、2022年の時点では2.0人。さらに50年には1.4人にまで減ると推定されます。
少子高齢化が進むと、働き手が減るなどして経済の規模が小さくなると心配されます。働き手が納める社会保険料の負担が増えるなど、さまざまな影響が出てくるとみられます。
北陸新幹線、区間のびる
10月1日、東海道新幹線は開業から60周年をむかえました。1964年の東京オリンピックに合わせ、高速鉄道として誕生。「夢の超特急」と呼ばれました。

東海道新幹線は東京-新大阪間を結びます。開業当時の所要時間は最速4時間でしたが、今では最速2時間21分になりました。
3月には、東京駅から金沢駅(石川県)までだった北陸新幹線が、敦賀駅(福井県)まで開業し、区間が約125キロのびました。北陸新幹線がのびるのは、長野駅から金沢駅までのびた2015年以来、9年ぶりです。
北陸地方の観光客が増え、能登半島地震からの復興につながると期待されます。

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東海道新幹線が1964年に開業したときに走っていなかった列車名はどれ?

編集委員OJの中学受験に出るかも!
高度経済成長期の流れを理解
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