石破さんが決選投票で高市さんに勝利

岸田文雄さんの自民党総裁の任期満了にともなう総裁選挙が9月27日に投開票され、石破茂さん(67歳)が選ばれました。

写真はどれも©朝日新聞社

総裁選には石破さんをふくめて、過去最多の9人が立候補しました。選挙前、自民党は裏金問題が表面化。党内の派閥(政治グループ)が裏金を作っていた事件を受けて、派閥の解散があいつぎ、派閥ごとに候補者を立てる動きが減ったことが影響したようです。

総裁選は、衆議院と参議院の議長をのぞいた自民党の国会議員票367票(棄権1)と、全国約105万人の党員・党友による票を368票に割りふった地方票、合わせて735票で争われました。

1回目の投票では、高市早苗さんが1位、石破さんが2位でした。過半数を得た候補がいなかったため、上位2人による決選投票が行われました。

決選投票で石破さんは国会議員票と地方票を合わせて215票をとって、高市さんの194票を上回り、21票差で逆転勝利しました。

自・公で過半数割れ

10月1日に召集された臨時国会で行われた内閣総理大臣(首相)を指名する選挙で、石破さんが首相に選ばれ、第1次石破内閣が誕生しました。

9日には衆議院を解散し、27日を投開票とする衆議院議員選挙が行われました。

選挙の前、自民党と公明党は合わせて279議席を持っていました。特に自民党は2012年の衆院選からずっと、一つの党で過半数をしめてきましたが、今回は公明党と合わせても215議席と、過半数(233議席)に届きませんでした。

一方で、与党の行いをきびしく追及した立憲民主党が、議席を98から148までのばしました。「対決より解決」と政策をうったえた国民民主党も、議席を7から4倍の28に増やしました。

11月11日に開かれた国会(特別国会)で首相を指名する選挙が行われました。立憲民主党・野田佳彦代表との決選投票の末、石破さんが首相となり、第2次石破内閣が誕生。衆議院で決選投票となったのは、30年ぶり5度目のことでした。

記念撮影をする第2次石破内閣の石破茂首相(中央)と閣僚(大臣)たち=11月、首相官邸 ©朝日新聞社

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