トランプさんがハリスさんに勝利

11月5日に投開票が行われたアメリカ(米国)大統領選挙で、前大統領で共和党のドナルド・トランプさん(78歳)と、今の副大統領で民主党のカマラ・ハリスさん(60歳)が争い、トランプさんが勝利しました。

(左)共和党のドナルド・トランプさん(右)民主党のカマラ・ハリスさん どちらも©朝日新聞社

米国の大統領選挙は4年に1度行われ、同じ人が大統領になれるのは2回までです。トランプさんは4年ぶりに大統領になり、2期目を務めます。ハリスさんは米国初の女性大統領をめざしましたが、およびませんでした。

トランプさんは来年1月20日に、大統領の就任時年齢として史上最高齢の78歳7か月で大統領就任式に臨みます。これから米国は「自国優先の『アメリカ・ファースト』の流れが強くなる」と考える専門家もいます。

©朝日新聞社

今年は各地で選挙が行われました。1月、台湾の総統選挙で中国との統一に反対する与党の頼清徳さん(65歳)が当選しました。4月の韓国の総選挙では尹錫悦大統領(64歳)を支える与党が大敗。尹さんは今月、政治活動を禁じる「非常戒厳」を出すなど混乱が生じています。4月から6月にかけて行われたインドの総選挙では、モディ首相(74歳)を支持する与党連合が議席を減らしながらも過半数を得ました。

7月にイギリスで総選挙があり14年ぶりに政権交代が実現。野党党首キア・スターマーさん(62歳)が首相に。今月、ドイツのショルツ首相(66歳)の信任投票が否決され、来年2月に総選挙が見こまれます。

核兵器をなくす運動

10月11日、今年のノーベル平和賞に原子爆弾の被爆者による組織「日本原水爆被害者団体協議会(日本被団協)」が選ばれました。ノーベル委員会は授賞の理由を「核兵器が二度と使われてはならないことを証言を通じて示してきた」としています。

ノルウェーのオスロ市庁舎でノーベル平和賞を授与される(右から)日本被団協の代表委員の箕牧(みまき)智之さん、田中重光さん、田中煕巳さん=10日、ノルウェー・オスロ ©朝日新聞社

日本被団協は、被爆体験を伝える活動や核兵器をなくす署名集めなどを続けてきました。その活動の成果の一つが「核兵器禁止条約」の発効です。国際連合(国連)で2017年に122か国・地域の賛成で採択され、21年1月に発効しました。しかし、世界にはおよそ1万2千の核兵器があり、核を持つ国や日本は条約に参加していません。

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核兵器に関連する平和賞を確認

核(兵器)に関連するノーベル平和賞で注目しておきたいものがあります。一つは国際NGOの「核兵器廃絶国際キャンペーン(ICAN)」です。核兵器の使用や開発、実験、保有などを法的に禁じるはじめての国際条約「核兵器禁止条約」が国連で採択されたことなどに貢献したとして2017年のノーベル平和賞に選ばれました。

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