
塾の面談には、保護者のお悩みが集まります。そっと覗いてみてみましょう。今日のご相談は「やることを決めても続かない」です。
「勉強のやり方」を教える塾、プラスティー代表の清水章弘です。最近の教育相談をご紹介します。子どもの力は無限大。ちょっとした「ひと工夫」でお子さんの良さを引き出してあげてください。
何かを始めても続かない…
【相談】
うちの子は「やる!」と言っても「毎日1時間」が続きません。3日坊主を克服する方法はありますか。
ネガティブは強みになる
【回答】
最初に「やる!」と思えるのは素晴らしいですね。ただ、それが続かないのが人間。大人も子どもも一緒です。どうしたらいいのでしょうか。
まず、「私ならきっとできる!」そう思える状態を、自己効力感がある、と言います。しかし、すぐに実行してみると、意外と思う通りに進まず、心がくじけることってよくありますよね。「できる!」という過信が、罠になっているのです。決めた目標が達成しやすくなる方法をお伝えします。
ニューヨーク大学とハンブルク大学のガブリエル・エッティンゲン教授は、4つのステップを推奨しています。頭文字を集めて「WOOPの法則」と名付けられています。
まず、「願望(Wish)」を決めます。たとえば、勉強で言えば「毎日1時間勉強したい」のように。次は、それに伴う「結果(Outcome)」です。「●●中学に合格する」「次の定期テストで、クラス●番以内に入る」など。
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