
レジリエンス(回復力) ~ 新しい環境、新しい挑戦 ~
3月は卒業式の時期ですが、その後に4月がやってきて新しい環境に身を置くことになり、そこでは新しい挑戦が待っています。
ワクワク、ドキドキ、ゾクゾクというポジティブな緊張感もあれば、知らない未来に対する不安もいっぱい感じる時ですよね。
私も昨年からのお仕事が今年3月で終わり、4月から新しいプロジェクトが始まることもあって、ちょっと心に余裕がなくなっているな、と感じていました。
余裕のない中で新しい挑戦に立ち向かう代わりに、リフレッシュして4月を迎えたいなと思っていたところ、面白い回復力アップの方法を教えてもらったの。好奇心旺盛な私としてはもちろんすぐやってみました!
すごく良かったのでご紹介します。ぜひ春休みなど時間のある時に試してみてね。
アーシング
それはアーシングといって、自然に触れることなの。アース(earth)とつながるという意味です。大地を踏みしめることで「生きてる」って感じたり、「地に足がついてる」ことを実感してエネルギーが湧いてくるのだそうです。
自分よりも大きなものに包まれていることを感じて、日々の悩みなどが消えることはなくても、もっと余裕を持って向き合えるようになるのですって。
例えば森林浴もそうだよね。
ちょうど仕事で沖縄に行っていたので、小雨が降る中ビーチを裸足で歩いてみました。やっぱり自然に包まれるってそれだけで素敵だなあ。時間がゆったりとすぎていくような、全てが「きっと大丈夫」って思えるような、そんなひと時でした。
そういえばね、細かい貝殻がチクチクしたり、大地とのつながりを感じていたら、なんだか足を「さわさわ」しているものがあるな、と思って、見たらなんと生きているカニだったの!
どこかに出かけるとかじゃなくて、お家の庭の土とか公園の砂場や芝生、ハイキングなどに行ったら、ちょっと裸足になってみる。そんなことでぜひアーシングを試してみてね。新しい環境や挑戦が待っている4月に向けて、レジリエンスを身につけ、心を整えるのに役立つ方法です。

ボーク重子
ライフコーチ。Shigeko Bork BYBS Coaching LLC代表。福島県出身。大学卒業後、外資系企業に勤務。退職後、イギリスの美術系大学院で美術史を学ぶ。結婚後アメリカに渡り、アートギャラリーをオープン。著書に『子育て後に「何もない私」にならない30のルール』(文藝春秋)など。
(朝小かぞくの新聞2025年3月20日号)