Q お母さんは、動画やゲームの時間を決めてやりなさいと言います。時間を決めずに気楽にやるのが楽しいのに、と思います。お母さんを説得するにはどうしたらいいでしょうか?(調子グー・東京都・6年)

曜日限定でダラダラを提案とか

A 時間を決めずに見るから楽しい、と気づいたのが、すごく良いところ! 楽しさの本質は動画じゃなくて、ダラダラ見ることなんですよね。

方法としては「他の日は時間を決めるから、この曜日だけはダラダラ見させて」と話し合うとか。お母さんが「毎日ダラダラ見ていいよ」と言う方法は、まだ発明されていないんですよ。あと5~6年すれば自分で好きなようにできる環境を作れるかもしれないので、それまでがまんするしかないっちゃあ、ない。

大人もダラダラ見ていることあるんですけどね。自分がやっていることをダメって言うのが、親の仕事なので……。

ヨシタケシンスケさんに聞いてみた「得意なこと、苦手なことは?」(高3)

朝小プラスまなび

ヨシタケシンスケ

読者からの質問に答えるヨシタケさん=2025年1月、東京都中央区

 絵本作家・イラストレーター。1973年、神奈川県生まれ。2013年に『りんごかもしれない』(ブロンズ新社)で絵本作家デビュー。展覧会「ヨシタケシンスケ展かもしれない たっぷり増量タイプ」が3月20日から6月3日までCREATIVE MUSEUM TOKYO(東京都中央区)で開催(https://yoshitake-ten.exhibit.jp/tokyo/)。その後、従来の「ヨシタケシンスケ展かもしれない」に戻り、秋田、愛媛、高知、山口、鹿児島などを巡回予定。

(朝日小学生新聞2025年3月23日付の記事を再構成)