核戦争の影響調べる専門家グループ

国際連合のグテーレス事務総長は、核戦争がおきた場合のさまざまな影響を調べる科学専門家のグループをつくり、委員21人を任命したと発表しました。日本からは、長崎の被爆者で医師の朝長万左男さん(82歳)が選ばれました。朝長さんは白血病の研究や被爆者の医療に取り組んできた人です。

専門家グループは、公衆衛生や生態系、農業、世界的な社会経済システムなど、さまざまな分野について、核戦争による影響を研究します。核戦争の危険性が高まっていることへの対応として設けたといいます。9月に最初の会合を開き、2027年に最終報告を出す予定です。

(朝日小学生新聞2025年7月23日付)