大谷さん 大リーグ自己最速164キロ

アメリカ大リーグ、ドジャースの大谷翔平選手(31歳)が、今年も大活躍しています。6月に投手として復帰し、投打の「二刀流」が復活。それから、投げれば最速160キロをこえ、打てばホームラン連発と、「大谷選手しかできない」プレーを続けています。なぜそんなことが可能なのか。ドジャースの地元ロサンゼルスで取材を続ける、日刊スポーツの斎藤庸裕記者がリポートします。

2度の右ひじ手術乗りこえ 二刀流が復活

大谷選手は2度、大きな逆境を乗りこえ、強くなって帰ってきました。6月28日のロイヤルズ戦で、最高球速101.7マイル(約164キロ)をマークしました。これは、大リーグ8年目で、自己最速です。

投手として、2度の右ひじ手術から完全復活できるのか。打者で試合に出ながらのリハビリは、体への負担が大きいのに?そんな不安をふき飛ばしました。

6月16日のパドレス戦で投手に復帰してから、投げる試合は「投手兼指名打者」として、打順は1番か2番で出場しています。投げた後、フィールド上ですぐに打者の準備をして打席に向かう姿は、大きな反響を呼びました。

息を切らし、相当なエネルギーを使う投打の二刀流。それなのに7月21日のツインズ戦では一回表にホームランを打たれた分、一回裏に35号の2ランホームランで取り返すはなれわざを見せました。

打者ではホームラン王争いをくり広げ、投手ではパワーあふれるボールで安定感ばつぐんのピッチングを披露しています。見る者をワクワクさせる、二刀流の魅力を思う存分、発揮しています。

その二刀流を実現しているひけつは、日常にあります。大谷選手は予習や復習、地道な練習をずっと続けています。

大谷翔平選手の今シーズン

(記録は現地時間7月30日時点)

投手 6月16日のパドレス戦で、投手として復帰。7月30日まで7試合を投げ、防御率は2.40です(防御率は、9回投げたとして取られる点数)。

打者 ナショナル・リーグのホームラン王争いでリードしており、ここまで38本。盗塁は、投手をする影響もあるのか13個と少なめです。 

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